Dahlia hyb.
Dahlia hyb.
多肉やブロメリアばかり育てているといわゆる草花園芸の感覚が鈍ってとても良くない(手間のかからない楽なもの、あるいは特殊、癖があるものに偏る)ということで今年はいくらか草花を本腰をいれて栽っている。7月になり導入したダリアたちが大体咲き揃ってきたのでご紹介.
'Lumiere' (Yasuji Washizawa/Akita Kokusai Dahlia Park, Japan) FD
小輪だが整った形と絞り咲が目を引く品種.ピンクがかなり濃いが絞りの入り方自体は控えめなので派手すぎないのがよい。今回導入した中で最も早咲きで樹勢も強く、性質も強そうだ。
'華炎' (Koji Washizawa/Akita Kokusai Dahlia Park, Japan) FD(semicactus)
個人的に一番気に入っている品種。花弁が捻じれることで花弁表面のシックな暗色の赤を主としつつ裏面、鮮やかなピンクを弁先チラ見せしてくるのである。美しさの魅せ方が美しすぎる。似た品種に'誘惑'があるがそちらより少し明るい色味で強く花弁が巻くので力強い印象を受ける。俄然こちらが好み。
'Alpen Diamond'(Mcclaren, USA) Collarette
爽やかな初夏の日差しが似合うコラレット咲. 一般的な園芸ダリアは多弁のものが多いのでコラレット咲やシングル咲、オーキッド咲は新鮮で面白いと思う。(どちらかというとより原種寄りな咲き方?)
'Glenplace'(unknown, UK) Pompon
直径4㎝ほどのポンポン咲. 満開でほぼ球体状となり花弁の多さも相まって精巧な工芸品のようだ。吸い込まれるようなワインレッドも魅力。
'神曲' (Koji Washizawa/Akita Kokusai Dahlia Park, Japan) novelty
菊の管物を思わせる細弁が特徴的な花。ダリアとしてはかなり奇抜な花で愛好家に好かれそうな品種だが実際、他の品種に比べ成長は明らかに遅く、ヒョロヒョロと細身で弱い感じなのでそういう点でも愛好家向けかもしれない。
ダリアは完全に門外漢なのでどこまで咲かせられるか不安だったが存外きれいに咲いてくれた。充実した良い球根を手に入れられたおかげだろう。
導入元→秋田国際ダリア園 | 目の前に広がる大自然とダリア (akita-dahlia.jp)
まだ未開花の品種や今回採用した資材や栽培条件については追って記事にしたいと思う。